肩の痛み・肩こり
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肩こり・首肩が痛い・肩が張る・肩が上がらない・猫背・なで肩・内方肩・四十肩/五十肩・肩が重い・肩に違和感がある
肩を動かすともぞもぞする・肩の中に石灰がある・夜寝ていると肩に痛みが走る・肩が外れそうになる・肩が脱臼した後再度脱臼してまた戻る
手に痺れがある・ジョッキを持ち上げると肩に痛みが走る・野球など投球動作時疼痛が走る・前かがみになると肩が胸の前を圧迫し痺れが走る
肩がゴキゴキ、ボキボキ音が鳴る・肩甲骨が動かない
肩甲骨が覆いかぶさったようになり息が苦しい・呼吸が浅い・背中が冷える・・・ここに挙げたものは肩に関する症状の一部ですが、このような症状にお悩みの患者様が「肩こりがひどくて」とおっしゃって当院にいらっしゃいます。
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肩こりに対する当院の考え
肩こりとは病名ではなく症状です。四十肩/五十肩、腰痛、ぎっくり腰などもその部類です。一度の動きで損傷した急性症状と、軽微な外力でも繰り返しダメージを蓄積させて損傷する亜急性症状とがあります。腰痛と同じ位、多くの方が肩こりにお悩みです。
普段、肩を上げる動作をすることは少ないですよね。むしろ長時間同じ姿勢でいて、肩を全く動かさない・・・という方が多く、そうすると可動域はどんどん狭くなっていきます。そんなガチガチの状態を、脳が「いつもの状態(正常な状態)だ」と覚えてしまい、慢性的な肩こりに繋がってしまうのです。 -
肩こりを放っておくとどうなるのか
痛みを強く感じる方は、気になって仕事や日常生活にも支障が出てきます。ご自分で揉んでみたり、少し肩を回すくらいでは根本的な改善には至らないので、すぐに辛さが戻ってしまいます。内方肩が強い方は胸郭出口症候群になることもあり、神経・血管が圧迫されて手・前腕部・上腕部に痺れが現れることもあります。血流障害であれば比較的容易に改善することが可能ですが、神経まで損傷してしまうと改善するまでに相当の時間がかかります。筋肉の中にはたくさんの血管が縦横無尽に走っています。血液は栄養分も運んでいますので、それがうまく運ばれなくなると、回復も遅くなります。ですので、まずは血流を良くすることが大切です。
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肩こりの改善方法
まずは硬くなった筋肉を揉みほぐしましょう。首、肩、肩甲骨、脊柱起立筋、前斜角筋、後斜角筋、僧帽筋、上腕筋、前腕筋を緩めていきます。ただそれだけでは、しばらくするとまた硬くなり元の状態に戻ってしまうので、根本的に骨盤・骨格を矯正する必要があります。今は渋滞しやすい道路のような状態です。硬い所=渋滞しやすい所をマッサージしてもすぐに戻ってしまいます。なぜ渋滞するのか・・・を考えなければいけません。その原因が道路の歪みなら、道路をまっすぐに=骨格なら背骨をまっすぐにすればよいのです。人によって歪み方は異なるので、まずはしっかり検査をして、自分の骨格のバランス、筋肉のバランス、くせを確認しましょう。可能であれば横から写真を撮ってもらい、どのように見えているのかを確認して下さい。
一度の施術では治りません。繰り返しやる必要があります。施術プランを決め、ペースや期間を設定し、通院してください。すぐに悪い状態に戻ってしまうのであれば、毎日通院されるのもやぶさかではありません。良い姿勢が定着してきたら、施術間隔をあけるのもいいでしょう。筋肉の回復がいまいちであればEMSなどでより筋肉がつくように反復運動させるのもお勧めです。 -
肩こりにはどんな施術メニューがおすすめですか?
1つはマッサージ、1つは姿勢矯正施術、1つはEMSによる筋力増強施術です。
がちがちに硬くなった筋肉をマッサージにより緩めていきます。血液をポンプのように押し出して老廃物を流していきます。強さは痛いと気持ちいいの中間位。『痛気持ちいい』と感じるくらいの施術が最も効果的です。強すぎると筋緊張が増強し、かえって硬くなることが多く、弱いと心地ちいいだけで組織に回復効果を十分に発揮出来ません。
姿勢矯正においては、全身のバランスをチェックし、自覚できる症状と他覚的な症状を検査、患者様と確認していき、図や写真、関節可動域で測りビフォーアフターを確認します。足首、膝、股関節、骨盤、肩甲骨、腰椎、胸椎、頸椎を矯正します。ボキボキが苦手な方は申し出て下さい。「音が鳴ればいい」というものではありませんが、なった方がスッキリすることが多いので、基本鳴るようにしますが、骨粗鬆症であったり、痛みや衝撃が苦手な方にはソフトに矯正致します。
EMSは電気のパッドを貼って筋肉に電気を流すことで筋トレと同じような効果が得られます。筋肉痛が出る位に流していくので、症状や姿勢が安定してから行うのが一般的ですが、早く治したいという方には電流を弱めてマッサージや矯正施術と同時に進行することも可能です。 -
改善するための通院(施術)頻度は?
何を改善するかによりますが、痛みの改善を目的とするのであれば2週間から3か月、痛みが出ないお身体を作る為の根本治療であれば6ヶ月から9か月が目安となります。しびれやめまいなど神経症状の改善までやっていくのであれば1年をオススメしています。
来院頻度は2~3日に1回、少なくても週1回でしょうか。当院の定期券をお持ちの方であれば期間中何回でも矯正施術が受けられますので、初めのうちは頻繁に来られることをオススメ致します。月に3回程度しかいらっしゃれない様であれば回数券の使用をオススメします。期限がないので使いやすいです。
ご来院お待ちしております。 -
肩こり関連でよくある質問と回答
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Q. なんで肩がこるんですか?
A. 1番は首や背中が緊張するような姿勢で作業をしたり、猫背や前かがみの姿勢をとりすぎていることが原因にあります。首や背中の緊張が続くと筋肉の中にある毛細血管をしめつけ血行が悪くなります。筋肉には十分な酸素や栄養が供給されないためますます硬くなってしまいます。それが繰り返されることで肩がこってしまいます。肩こりが酷くなってしまうと、頭痛や吐き気、痺れなどの神経症状が出る方も少なくありません。そうならないためにも、当院に来て施術して頂き肩甲骨はがしなどの筋肉をほぐす施術を受けてみてください。 -
Q. 肩が凝った時のセルフケア方法と対策は何ですか?
A. ①温熱療法
首や肩など、患部を温めることで血行を促し、筋肉のこわばりを取ることを目的とします。
代表的なものに40℃程のお湯での温浴やシャワーを浴びることです。ほかにも使い捨てカイロを患部に当てたりするのも効果的です。②ストレッチ
筋肉を伸ばすことで患部の硬さ、こりをほぐすことを目的とします。
コツは痛すぎない程度で伸ばしていくことです。徐々に伸ばせる範囲を増やしていくようにコツコツとやっていきましょう。肩の可動域が上がることも期待できます。③運動
定期的に体を動かすことで代謝を上げ、滞りなく血液を全身にいきわたらせ凝りにくい体をつくることを目的とします。
ウォーキングやランニング、スポーツ、筋力トレーニングなど運動不足を感じている方は今すぐ初めて凝りにくい体をつくっていきましょう。 -
Q. 寒くなるとなぜ肩こりがひどくなるんですか?
A. これには自律神経が関係していることがあります。自律神経とは、物事に集中したり運動するときに働く交感神経と、寝ている時やリラックスしている時に働く副交感神経があります。この2つの神経は常に反対の役割をしていて、バランスを保つことで成り立っています。その中でも交感神経は、寒いと血管を収縮させます。すると筋肉への血液が不足するので肩こりに繋がりやすくなります。これは悪い反応ではなく、寒さから体を守るための反応です。寒くなると肩が重くなったり肩こりがひどくなる人は、体を温める以外にも自分の趣味の時間を作ったり、リラックスできる状態を作ると自律神経が整いやすいので、是非試してみて下さい。それでも肩こりが治らなければ当院にも自律神経を整える施術がありますので、気軽にお問合せ下さい。
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