ばね指


ばね指とは?
人によっては生活が大きく変わり、引っ越しなどによって移動範囲が変化したり、新生活に伴う各種手続き、新たに覚えることの多さや新しい人間関係の構築などで、まだまだ落ち着かない状況が続いているかもしれません。
このように忙しく、緊張が続くと手先まで硬くなり、気がつけば指の動きに違和感がある、ジンジンするといった症状を感じる方が多く見られる時期でもあります。
もしかすると、それは「ばね指」の可能性があるかもしれません。
ばね指の根本原因は?
別名「弾発指」とも呼ばれるばね指についてご説明します。
指を自在に曲げ伸ばしするための筋肉は、指の骨に付着しています。この筋肉が緩まないように骨に向かって抑える役割を持つ輪っか状の組織があり、これを「腱鞘」と呼びます。
指を動かす際、腱が腱鞘の中で前後にスライドしますが、指の動きが激しく、何度も腱鞘の中を通過すると、次第に腱が擦れて炎症が起き、腫れが生じます。
手先を使う細かい作業などが続くと、回復が追いつかずに炎症が発生し、腫れとともに摩擦の激しい部分が厚くなり、引っかかりが生じるようになります。この状態が続くことで、ばね指の症状が現れることがあります。
こんなお悩みはありませんか?
指の関節に痛みや腫れぼったさを感じる
指がスムーズに動かず補助が必要になる
妊娠や更年期の女性に起こりやすい傾向
学業や部活で手を酷使する学生にも発症
親指・中指が動かしづらくなることが多い
朝起きたときに指の症状が特に強く出る
ばね指に対する当院の考え
“先天的なものを除き、今まで生きていて手を使わずに過ごしたことはありますか?
人でなくヒトであり手ではなく前足だった時代から、多くのことを頼ってきました。
ある日突然にではないものの徐々に手が不自由になっていくのは絶望的な気分ではないでしょうか?
多くの場合、事故に遭ったように症状が出るよりは負担が重なり続けて辛さの感度がマヒし、目に見えておかしくなってから症状を自覚するパターンが診られます。
つまり悪くなる布石を打ち続けての発症ですので、そうなってしまう生活の仕方を変えなければ対症療法をし続けていくことになります。”
ばね指はなぜ起こるのか?
今まで診てきた上肢の症状の方の多くは患部に痛みしびれ辛さを訴えますが、辛い末端の腕だけでなく、中枢の背中や肩甲骨、首や腰といった体幹の緊張が非常に強く、傾いたり関節が捻じれていたりと正常と言い難い形になってしまっていました。
腱鞘炎やばね指もほぼ同様で、中心部分が不安定だったり辛く動かしたくない状態なので細い手先で頑張ってしまい限界を迎えたパターンが多いと感じます。
患部だけを診ていても殆ど変わらないかすぐ戻ってしまうのです。
必要以上の負担のかからない使い方や、患部に十分な栄養と酸素を伝える血管の良好な状態に戻し維持することを身に付けていく必要があります。
ある日突然事故に遭って変形したもの以外は時間をかけての変性ですので、それだけ時間をかけての修正が必須となります。
ばね指を放っておくとどうなるのか?
上記のような関節の運動痛や疼痛、動きの制限はばね指の特徴的な症状ですが、悪化すると片手1本が使えなくなる状態になることがあります。無理に動かそうとすると、健側の手によるサポートが必要で、痛みも伴うため、さらに動かすのが億劫になり、緊張や筋肉の萎縮が始まってしまいます。そうなれば末期には腱鞘の一部を切開する施術に踏み切ることになりますが、施術の成功率は60%程度と言われています。その前に消炎鎮痛剤による痛みの軽減が期待されますが、生活習慣の改善が行われない場合、根本的な軽減は難しいでしょう。長期間にわたる投薬生活が続くことになります。
ばね指に効果的な当院の施術メニューは?
“指先を操作する筋肉と指先の骨に付着する腱は多くが肘から発生しており、肘を動かす筋肉、腱は肩甲骨や胸から走っています。
その肩甲骨も背骨や骨盤からの筋肉の影響が大きく、そもそもを辿っていくと指先より遥かに太くて強力な体幹に目を向けていくことになります。
表面的なマッサージ程度では一時的な対症療法になるため、体の奥のインナーマッスルまで響かせ指先への強いテンションを少しでも弛ませるには、根本的な施術として
「骨格矯正」 や 「猫背矯正」 といった身体の形を整えていくような施術や、
「鍼治療」で奥の固まって冷え切った部位にダイレクトな刺激をかけ、熱と血流を戻してくのも効果的でしょう。”
その施術を受けるとどう楽になるの?
「全身骨格矯正」では、首から足首までの向きを整え、綺麗に体重を支えて重力に対抗できるようにします。解剖学的な正常から崩れて無理に動かす指への負担を軽減することが目的です。
「猫背矯正」は骨格矯正よりもソフトに、内巻きになって捻じれ窮屈な肩上肢や、伸びきった背中や腰を緩め、弛んで縮んだ首から腹を伸ばし、正常な体型を目指します。症状の軽減と予防が期待できます。
「鍼施術」は全身を走るツボのラインである経絡から症状に適切なツボを選び、注射針や髪の毛よりも更に細い鍼を刺し、体質の正常化を目指します。
ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?
上記の通り、長い時間をかけて腕の酷使とそれに伴う無理な姿勢の習慣化によって辛さがマヒし、ついに目に見える形で異変が現れたのが腱鞘炎やバネ指です。
無意識に辛くなる使い方に戻ってしまうのが習慣の厄介な点で、施術者の施術と患者の生活習慣の変化が合わさることが必須となるため、1度の施術で全てが解消されるわけではありません。
習慣の軽減を含め、半年から1年をかけて、週に2回以上の施術が必要です。
特に通院を始めた初めの1ヶ月は、2日に1回施術を受けることが理想的です。
宜野湾うちどまり整骨院のご案内
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